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ラスト・サバイバー

脱落系のゲームというのが幾つかありますよね。クク(カンビオ)や5本のきゅうりなどが代表的なゲームでしょうか。脱落してしまったプレイヤーが復帰するまでしばらく暇になるため、人によっては嫌うこともあるようですが、最後に残ったプレイヤーがポットを総取りできるなど、得点が大きく動くゲームが多いのでとても盛り上がります。トランプでもノックアウト・ホイストという脱落系トリックテイキングゲームがあって、主にイギリスでよく遊ばれているそうです。このノックアウト・ホイストをもっと派手な展開になるよう改変したのが「ラスト・サバイバー」になります。

改変したのは、まず参加料の変更です。ラウンドが進むにつれ、倍々に増えていきます。後のラウンドに勝負がもつれていくに従い、どんどんチップを支払わなくてはいけなくなり、後に引けなくなってきます。そして、最終ラウンドで脱落した日にはもう目もあてられません。皆はそれを見て爆笑です。このゲーム最大の面白ポイントは、「最も儲かる人と、最も損する人が同時に決まる」仕掛けにあると思っています。盛り上がる要素2つが同時にまとめてやってくるんですね。ノックアウト・ホイストも同じなのですが、このゲームはそれをもっとデフォルメしています。

また、このゲームでは次ラウンドの自分の手札が常に見えているため、手札が悪い場合は早めにおりる(わざと0トリックにする)ことも大切です。おりることで余分なチップを払わずに済みますから。次ラウンドの自分の手札と1枚だけカードを交換できるので、0トリックも比較的出しやすくなっています。このあたりの駆け引きがゲームをさらに盛り上げてくれるでしょう。

緻密に計算するトリックテイキングも良いですが、たまにはギャンブル色の濃いトリックテイキングでワイワイやるのもいかが?

【ゲームの概要/目的】
ラウンドごとにトリックを取れなかったプレイヤーは脱落していき、最後に残ったプレイヤーがポットに溜まったチップを総取りするトリックテイキングゲーム。後のラウンドほど払うべきチップが倍々に増えていくので注意!次ラウンドの手札とのカード交換を利用して0トリック獲得を目指すことで早めにおりることも可能。

【使用するコンポーネント】
•トランプ1組(ジョーカーは使用しない)
•チップ

【プレイ人数】
3〜5人

【カードの強さ】
A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2

【ゲームの準備】
•チップを一人あたり50点分配る。残りチップは銀行として場の隅にまとめておく。
•トランプ52枚をシャッフルし、一人あたり5枚ずつの札を配る(自分の札は見ても良い)。次に、新たに一人あたり4枚ずつの札を配る(自分の札は見ても良い)。5枚の札と4枚の札が混ざらないよう別々にまとめて自分の前に伏せて置く。残りの札は山札として場の中央に置く。
•山札の一番上の札を1枚めくり、山札の隣に置く。これが切り札表示カードとなる。

【遊び方】
•第1ラウンドの初めに、全員、チップ1点を場の中央に出す。
•伏せ札5枚を取り、手札として持つ。
•ここで、手札のうち1枚を自分の前の伏せ札4枚のいずれか1枚と交換できる。交換したくない場合はしなくても良い。
•以下に示すような、通常のトリックテイキングのルールに従ってプレイする。マストフォロー、切り札あり。プレイ中はいつでも自分の前に伏せた4枚を見ても良い。

1. 可能ならば、リードされたスートの札を出す。
2. リードされたスートが手札に無ければ、どの札を出しても良い。
3. リードされたスートのうち、最も強い札を出したプレイヤーがそのトリックに勝つ。ただし、切り札が出されている場合には、最も強い切り札が勝つ。
4. トリックに勝ったプレイヤーが次のリードを行う。

•オープニングリードはディーラーの左隣から始める。
•5トリック終了し、1トリックも取れなかったプレイヤーはゲームから脱落する。これで第1ラウンド終了。

•ディーラーは次のラウンドの準備として、前のラウンドでプレイした札と前のラウンドで使用しなかった札(切り札表示カードを除く)、脱落したプレイヤーの伏せ札を集めてシャッフルし、勝ち残ったプレイヤーに一人あたり3枚ずつ配る(以後も、ラウンドごとに1枚ずつ枚数を減らして配ることになる。第5ラウンドは1枚も配らない)。残り札は山札にして場の中央に置く。
•勝ち残ったプレイヤーは以下の点数のチップを場の中央に出す。
 第2ラウンド: 2点
 第3ラウンド: 4点
 第4ラウンド: 8点
 第5ラウンド: 16点
この時点でチップを失ったプレイヤーは銀行から借金して良い(ただし、借金したプレイヤーがこのゲーム中に脱落したら、その回の最後の一人が決まった時点でゲーム終了となる)。また、明示的におりることはできない。つまり、勝ち残ったプレイヤーは必ず上記分のチップを払ってこのラウンドに参加しなくてはならない。
•先に配ってあった伏せ札を手に持ち、自分の前の新たな伏せ札のうち1枚と交換(任意)したら先ほどと同様に手札枚数分のトリックをプレイする。第2〜5ラウンドの最初のリードは、前のラウンドの最終トリックで勝ったプレイヤーが行う。ラウンド中に1トリックも取れなかったプレイヤーはゲームから脱落する。
•これを繰り返し、最後の一人になったプレイヤーが場の中央にあるチップを全て獲得する。
•次のゲームはディーラーを左隣に移し、再び5枚の札と4枚の札を配るところから始める。

【ゲームの終了】
•ゲームを繰り返し、誰かがチップを全て失ったら終了。最も多くのチップを獲得したプレイヤーの勝利。

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