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シンクロギャモン

フェアリールールという概念があります。将棋や囲碁、ブリッジ、麻雀など、さまざまな既存ゲームでの変則ルールを指すもののようです。なんとなくヴァリアントと似ていますが、より本質的な面白さの転換を果たしたものをそう呼んでいるようです。バックギャモンにも同様のフェアリールール(フェアリーギャモン)が幾つか提唱されています。私もそのようなフェアリーギャモンを一つ考案しましたので、ここで紹介したいと思います。

元々は、2人でしか遊べない通常ルールに不満を感じ、当時4人でゲームすることが多かったことから、4人で遊べるゲームにしたいと思ってこのルールを考え出しました。最初は一人1個ずつサイコロを持ち、手で隠して好きな目を上に向け、せーので一斉公開するようなイメージだったのですが、どうもうまく機能しないのでトランプのカードを利用する方法に落ち着きました。

ゾロ目のダブレットがこのゲームのキモなのですが、ルールで表すとなかなか分かりづらい感じになってしまいました。要は、パートナー同士で同じ数字を出せば2倍動かせるチャンスなのですが、敵の一人がさらに同じ数字をかぶせてきたら逆に一つも動かせなくなる、ということです。敵が二人とも明らかにこの数字を出してくるだろうという局面で、同じ数字を出してそれをガードした上、カウンターを食らわすことも可能なわけです。しかし、それを見越して違う数字を出す戦略もあり得るので、そこに読み合いが生じます。うまく相手2人の思惑を外していけば、より多く駒を進められ、相手チームを出し抜くことも可能になります。

バックギャモンのサイコロ運を完全に廃した意欲作です。

以下ルールは、主としてバックギャモンの通常ルールとの差分を記載しています。通常ルールは他の文献等をご参照いただければと思います。

【ゲームの概要/目的】
サイコロを使わず、カードをプレイして駒を進めるペア戦バックギャモン。パートナーとうまく息が合えば、より多く駒を進めることも可能。

【使用するコンポーネント】
•バックギャモン
•トランプ1組(4スートのA、2、3、4、5、6のみ使用)

【プレイ人数】
4人(ペア戦)

【ゲームの準備】
•2人対2人のチームを適当な方法で決める。
•ボードを囲んで、パートナー同士が対面になるように座る。
•1~6のカード1枚づつを各プレーヤーに配る(トランプ4スートのA、2、3、4、5、6を使用。サイコロの代わりに、このカードを使って自分が動かす数を決めることになる)。
•適当な方法で親を決め、親を示すマーカー(使わないサイコロ等で代用も可)を渡す。

【遊び方】
•自分の手札から1枚を選び、裏向きに出す。パートナーとの相談は不可。
•全員がカードを出したら、一斉に表向ける。
•数の少ない人から順番に駒を動かす(数が同じ場合は、親から見て時計周りで最も近いプレイヤーから順番に)。その際、以下のルールに従って駒を動かすことができる。

1. 全体で4種類の数字が出た場合(ノーマル):
→全員1回ずつ動かせる。

2. 全体で3種類の数字が出た場合:
 a. 片方のパートナー2人が同じ数字を出した(ダブレット):
 →同じ数字を出したパートナーが2人とも2回ずつ動かせ、もう一方のパートナーが2人とも1回ずつ動かせる。

 b. パートナーでない2人が同じ数字を出した(ノンダブレット):
 →全員1回ずつ動かせる。

3. 全体で2種類の数字が出た場合:
 a. 片方のパートナー2人が同じ数字を出し、もう一方のパートナー2人が異なる数字を出した(ブロークンダブレット):
 →同じ数字を出したパートナーが2人とも全く動かせず、もう一方のパートナーが2人とも1回ずつ動かせる。

 b. 片方のパートナー2人が同じ数字を出し、もう一方のパートナー2人も同じ数字を出した(デュアルダブレット)
 →全員2回ずつ動かせる。

4. 全体で1種類の数字が出た場合(キャンセルダブレット):
→全員動かせない。

 例)プレーヤーa1とa2、プレーヤーb1とb2がそれぞれパートナーとした場合、
   a1:6 a2:5 b1:4 b2:3 (ノーマル)
   ならば、全員1回ずつ動かせる。
   a1:6 a2:6 b1:5 b2:4 (ダブレット)
   ならば、a1とa2はそれぞれ2回ずつ動かせて、b1とb2はそれぞれ1回ずつ動かせる。
   a1:6 a2:5 b1:6 b2:4 (ノンダブレット)
   ならば、全員1回ずつ動かせる。
   a1:6 a2:6 b1:6 b2:5 (ブロークンダブレット)
   ならば、a1とa2は全く動かせず、b1とb2はそれぞれ1回ずつ動かせる。
   a1:6 a2:6 b1:5 b2:5 (デュアルダブレット)
   ならば、a1とa2はそれぞれ2回ずつ動かせて、b1とb2もそれぞれ2回ずつ動かせる。
   a1:6 a2:6 b1:6 b2:6 (キャンセルダブレット)
   ならば、全員動かせない。

•親を示すマーカーを左隣へ渡す。
•使用したカードは自分の捨て札の山の一番上に裏向きに置く。捨て札の表面を見ることはできない。
•次のカードを残りの手札から1枚選んで出す(一度使ったカードは全部出し切るまで再使用できない)。もし手札が無くなったら、出したカードを全て手札に戻す。
•これを繰り返す。

【ゲームの終了】
•通常のバックギャモンと同様、より早く全ての駒をゴールさせたペアが勝利。

【注意事項/備考】
•動かせないと分かっていても、カードを出す時は必ず1枚出さなくてはならない(そのカードは無効となり、パス扱いになる)。
•ダブリングキューブを使用しても良い。

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