Entries

キャンセレーション・ニムト

これは創作というよりはヴァリアントルールなのかもしれませんが、かなり面白く遊べたので、ここで紹介させてください。

ニムトの通常ルールにキャンセレーション・ブラックレディのシステムを組み合わせ、ザ・ゲームのシステムを少しだけ加えたようなルールです(といっても、これらのゲームを知らなければピンとこないかもしれませんね)。このゲームのキモは、「同時に出された同ランクの札はお互いキャンセルされて、無かったことになる」というところにあります。これにより、通常のニムトでは明らかに失点せざるを得ないようなカードでも回避できる可能性が出てきます。これが予想もしない展開を生み出します。

また、ある時には「この列でキャンセルしてくれる人募集!」などといったおかしな勧誘が飛び交うこともあります(このゲームでは“手札の数字に関する情報を一切喋ってはいけない”というルールがあります)。しかし、結局は敵同士なので約束通りにいかないこともあるし、数字が1つ違いだったためにキャンセルされず、一方だけが泣く泣く失点する、といった事態を招くこともあります。あるいは、勧誘に応じてきた人が複数出現した上、ふたを開けたら勧誘した人以外の皆がキャンセル成功、といった悲劇もあり、とにかく笑いが絶えません。

ニムトが2デッキ必要、というのがややハードル高いのですが、親愛なるゲーマーの皆様は一人1デッキくらい持ってますよね^ ^ 仲間うちで持ち寄れば、何とかなると思います。ただし一つ注意なのは、現在出回っているニムトは裏面のデザインが古いバージョンと異なる場合があるということです。私はテストプレイのためにもう1デッキ追加で購入したのですが、シュリンクを破って出てきたカード裏面が既に所有していたものと違っているのを確認したあの時の絶望感は一生忘れません。まあ、本気で勝負するのでなければ、裏面が多少違っていてもそれほど問題はないかもしれませんけど。

プレイ人数は驚異の20人まで対応可能です(原理的には、という意味ですが一度やってみたいなぁ)。通常のルールに食傷気味になってしまったあなたも、この機会にもう一度手にとってみてはいかがでしょうか?

【ゲームの概要/目的】
ニムトのヴァリアント。通常ルールと同様、できるだけ失点カードを取らないようにするのが目的だが、同時に同じ数字の札が出た場合は両者相殺されて失点を逃れられる。

【使用するコンポーネント】
ニムト×2組

【プレイ人数】
2〜20人

【ゲームの準備】
•ニムトのデッキを2組用意する。両方のデッキからそれぞれ1〜(人数)×10÷2+4の札を取り出す。例えば、4人でプレイする場合は、1〜24の札を2枚ずつ、合計48枚の札を取り出す。他の札は使用しないので箱に戻す。
•全ての札をシャッフルし、各プレイヤーに10枚ずつ配る。
•残り8枚の札から4枚を取り、場の中央に表向きに並べる。もし、場の4枚の札の中に同じ数の札があれば、そのうち1枚を捨て、残りの札から補充する。
•最後に残った札は裏向きに伏せて脇にのけておく。

【遊び方】
•通常のニムトと同様にプレイする。ただし、以下のルールが追加される。

1. 同じ数字の札が同時に出された場合は、列の逆側の端に隣接するように横向きに重ねて置く(本来置かれるべき列と同じ列に置くこと。ただし、どの列の右端の数字よりも小さければ、それらの札は捨て札とする)。この札は列の許容数である5枚にはカウントされない。さらにこの後、同じ列でキャンセルされた札が出た場合も、既に置かれている横向きの札の上に重ねて置く。

2. 既に場に出ている数字があり、新たにその札と同じ数字が出された場合は、その数字の横に隣接して並べる。この札は列の許容数である5枚にカウントされる。したがって、列が6枚以上(横向きの札は含めず)になったらバーストして札を引き取らなくてはいけない。

3. バーストした場合は、同じ列にある横向きの札も一緒に引き取らなくてはいけない。

4. キャンセルも含めて、全て数字の少ない方から順番に処理していく。

5. 札を出す前に、ある列を指さしてキャンセルの勧誘をすることができる(「誰かこの列でキャンセルしない?」など)。ただし、出す札の数字に関するヒントは一切出してはいけない

【点数計算/ゲームの終了】
•通常のニムトと同じ。

【備考】
•キャンセルの起きる頻度はゲームごとにばらつきがあるため、何ゲームか繰り返してプレイすると良い。

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する