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【コラム】トランプトリテ本にアルセーヌが掲載されました

キリンのトランプトリテ本

ゲームマーケット2018秋に一冊のトランプ本が販売されました。その名も『キリンが欲望の赴くままにトランプのトリックテイキングゲーム本を書いてみました 』というビッグ(?)タイトル。よく知られた傑作から隠れた名作まで合計50ものトランプゲーム(それもトリテのみで全200ページ!)が収録された労作です。そして驚くべきことに、その本に拙作「アルセーヌ」も載ってしまったのです!!いやぁ、コツコツとブログにゲームを挙げていて本当に良かった^ ^ アルセーヌはもともとTTP賞というゲームコンペに応募するために作ったのですが、残念ながら賞には落選。。ただし自分なりの手ごたえはあったので、多少のルール修正ののちブログに掲載して、とりあえず自分としては決着をつけたつもりでした。ところがある日、マサイキリンさんから「ゲームマーケットで出す本にアルセーヌ(新版)を掲載しても良いでしょうか?」との有難いメッセージが届きました。私は二つ返事で引き受け、ルール文校正にも関わらせていただいたわけです。

で、この本を読んでみた感想なのですが、さすがはマサイキリンさん、ゲームの選定だけ取っても他のトランプ本とは一線を画する尖りっぷり(笑)。こだわり抜いたラインナップは同人本ならではといえるでしょう。それにしても、ナインティナインやタントニーなど誰もが認める傑作ゲームに拙作がしれっと紛れ込んでいるのは、なんとも恥ずかしいやら申し訳ないやらで変な気分ですね。。そういえば、アルセーヌ創作の原点は「ブラックレディ」でした。スペードのクイーンを取っただけでマイナス13点、という衝撃的なルールはトリックテイキングというメカニズムの堅牢性を象徴しており、果たしてどこまでぶっ飛んだ仕掛けを入れても大丈夫なのか?はゲーム創作上の好奇心を大いに刺激しました。アルセーヌでは途中でどれだけトップを走っていても、最後の最後で一気にドベになってしまうルールが入っています。これは自分にとってかなり過激な実験だったわけですが、これも訳なくトリテのメカニズムの中に吸収されていきました。いやはや、トリテの底知れなさには驚くばかり。。そのブラックレディと肩を並べて1冊の本に掲載されるのはとても喜ばしいことです。

それでは最後に、「この本で初めて知った、私が遊んでみたいゲームランキング」を発表したいと思います。

3位 ツーハンデッド・スペード

4人ペア戦のトリテでは頂点の一つと言って良い人気作「スペード」を2人用にアレンジしたもの。前半ドラフトっぽい処理で手札を構築するのですが、ちょっと他に無い独特の手続きとなっており、果たしてどのような駆け引きが生まれるのか興味深いところです。

2位 ダブルダック

こちらは、もともと2人専用だった「ダックスープ」の4人用ヴァリアント。先ほどのと逆ですね。人気作の対応人数を拡げるのは、一定のニーズがあると思っているのです。「クワック、クワック」とキャッチーな鳴き真似をルールに織り込んでおり、子供受けも良さそう。

1位 イタリアン・ホイスト

ディールの前半と後半で真逆の目的を持っていて、その差分の大きさで競うルールはどことなく拙作の「RWD(リワインド)」に通ずるところがあります。非常にシンプルなルールなのですが、トリテの妙である手札マネジメントが存分に楽しめそうです。

この本は今でもWeb通販で購入可能(2018年12月現在)なようですので、興味が出たら1冊手に入れてみてはいかがでしょうか?

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