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RWD(リワインド)

CDもMP3プレイヤーも無かった時代、外で聴く音楽プレイヤーといえばカセットテープが主流でした。巻き戻すのに時間がかかって、聴きたい曲を再生するたびに待ちくたびれたものです(年がバレますね^ ^;) そんな古き良き時代を彷彿とさせるようなトリックテイキングゲームを創作しました。

トリックテイキングゲームは通常、時計回りの順に各プレイヤーが手札からカードを出していき、一巡したらカードの優劣を見てトリックの勝者を決める、というのを繰り返します。それに対し今回のこのゲームの前半ラウンドは、場に並んだ人数分のカードを反時計回りの順に取っていき、最後に取ったカードをリードとしてそのトリックの勝者を決め手札に加える、という逆回りの手順でプレイします。丁度カセットテープの巻き戻しをしているような感じです。そして後半ラウンドは通常のトリックテイキングゲームをプレイします。得点は、前半の獲得トリック数をそのままマイナス点、後半の獲得トリック数をそのままプラス点とし、両者を合算したものになります。つまり、前半で取ってしまったマイナス点を相殺し、どれだけプラスに転じられるか?でトップを争うわけです。

前半に強いカードを選択すれば後半有利になるものの、無事に借金が返済できるか心配です。逆に弱いカードを取っていけば借金は少なくて良いのですが、後半なかなかトリックが取れなくなるでしょう。そこで、前半のトリックでなるべく勝たずに、なお要領良く強いカードを取っていくことが勝利のポイントになります。実は、前半に場に並ぶカードには裏向きの札が1枚だけあり、これが思わぬ番狂わせを引き起こす仕掛けになっているのです。これにより、場にオープンになっているハイカードや切り札が常にそのトリックで勝つとは限らなくなっています。また、次に選択することになるカード群も同時にオープンになっているため、あえて勝ちに行って次のトリックで安全なハイカードを取る、などといったことも可能です。

色んな戦略があり得るので、是非一度プレイしてみてください。

RWD

この写真はプレイ前の準備が整ったところ(4人プレイ)。ここから熱いドラフト勝負が始まります。

それでは、以下でルールをご紹介します。

【ゲームの概要/目的】
昔懐かしのカセットテープ(巻き戻し、再生)がテーマのトリックテイキングゲーム。前半ラウンドは通常のトリックテイクと真逆の手順でトリックの勝者を決めると同時に手札を集め、後半ラウンドは集めた札による通常のトリックテイク方式でゲームを行う。前半より後半に取ったトリック数の方が多ければ多いほど高得点。

【プレイ人数】
3〜5人

【使用するコンポーネント】
•トランプ1組(ジョーカーは使用しない)
•チップ20枚程度

【カードの強さ】
A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2

【ゲームの準備】
•トランプ52枚全ての札を用意する。
•全ての札をよくシャッフルし、場の中央に山札として置く。
•山札の上から(プレイヤー数)-1枚だけめくり、場の中央に表向きに1列に並べて置く(以後はこれを「第1候補カード列」と呼ぶ)。さらに1枚を山札から取って、裏向きのまま第1候補カード列に追加して置く。これらは前半1トリック目で取り合うカード群になる。
•続いてもう一度、山札の上から(プレイヤー数)-1枚だけめくり、場の中央に表向きに1列に並べて置く(以後はこれを「第2候補カード列」と呼ぶ)。さらに1枚を山札から取って、裏向きのまま第2候補カード列に追加して置く。これらは前半2トリック目で取り合うカード群になる。第1候補カード列と混ざらないよう、一段ずらして並べると良い。
•チップをまとめ、全員が取りやすい場所に置く。
•適当な方法でスタートプレイヤーを決める。

【遊び方】
〈前半ラウンド〉
•スタートプレイヤーから順に【反時計回り】で、第1候補カード列から任意の1枚(裏向きの札でも良い)を選択して取り、裏表を変えずに自分の前に置く。もし裏向きの札を取ったならば、表を見ないまま自分の前に置くこと。
•全員が札を取ったら、裏向きの札を取ったプレイヤーは自分だけ秘密裏に表を見て、そのトリックに勝ったプレイヤーが誰かを確認する(ただし、その時のリードスートは“第1候補カード列から最後に取られた札のスート”とすること。また、切り札スートは常にスペードとすること)。そして、そのトリックに勝ったプレイヤーに対してだけ、他のプレイヤーには見えないように裏向きの札の表面を見せる(そのトリックに勝ったプレイヤーが自分だった場合は、誰にも見せなくて良い)。これにより、そのトリックの勝者が誰かを全員知ることができる。
•続いて、トリックに勝ったプレイヤーは、場の中央にあるチップを1枚取り、獲得チップの数が分かるよう自分の前に並べて置く。獲得チップの数が、前半ラウンドで勝ったトリック数を示すことになる。
•各自で取った札を手札に加える。
•次に、第2候補カード列の全ての札を第1候補カード列のあった場所に移動させ、山札からプレイヤー数分の札を取り、新たな第2候補カード列として並べる(これまで同様、1枚は裏向きで、残りは表向き)。
•トリックに勝ったプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなり、新たな第1候補カード列から任意の1枚を選択する。これを山札の残り枚数がプレイヤー数未満になるまで繰り返す。
•3人プレイの場合は17トリック、4人プレイの場合は13トリック、5人プレイの場合は10トリックで前半ラウンド終了となる。山札に残った札はそのまま伏せ札として脇の方に置いておく。

〈後半ラウンド〉
•前半ラウンドで取った札を使って、以下に示すような、通常のトリックテイキングのルールに従ってプレイする。マストフォロー、切り札はスペード。なお、後半ラウンド最初のリードは前半ラウンドの最終トリックで勝ったプレイヤーが行い、以降は【時計回り】の順にプレイしていくこと(前半ラウンドと逆回りになるので注意!)。

1. 可能ならば、リードされたスートの札を出す。
2. リードされたスートが手札に無ければ、どの札を出しても良い。
3. リードされたスートのうち、最も強い札を出したプレイヤーがそのトリックに勝つ。ただし、切り札が出されている場合には、最も強い切り札が勝つ。
4. トリックに勝ったプレイヤーが次のリードを行う。

•取った札はその都度裏向きにまとめて一つにし、獲得トリック数が分かるよう自分の前に並べて置くこと。獲得した札は、プレイ中にその表面を確認してはならない。
•3人プレイの場合は17トリック、4人プレイの場合は13トリック、5人プレイの場合は10トリックで後半ラウンド終了となり、以下の点数計算を行う。

【点数計算】
•以下の式により、各プレイヤーの獲得点数が計算される。
(後半ラウンドで取ったトリック数)-(前半ラウンドで取ったチップの数)=(獲得点数)
[例]Aさんは前半ラウンドで4枚のチップを取り、後半ラウンドで6トリック取ったので、6-4=2点を獲得する。Bさんは前半ラウンドで4枚のチップを取ったが、後半ラウンドで3トリックしか取れなかったので、3-4=-1点を獲得する。

【ゲームの終了】
•最も多くの点を獲得したプレイヤーが勝利。同点の場合は、前半ラウンドで取ったチップの数がより多いプレイヤーが勝利する。それも同点なら、該当プレイヤー同士で勝利を分かち合う。また、全員が0点だった場合は引き分けとなる。
•繰り返しプレイする場合は、一つ前のゲームで勝利したプレイヤーがスタートプレイヤーを務め、最も早く3回勝利したプレイヤーを真の勝者とする。

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