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アルセーヌ 〜Trick Taking Partyゲーム賞に応募しました〜

昨今、アナログゲームのコンペが大変な活況を呈しています。トリックテイキングオンリーのゲームコンペであるTrick Taking Partyゲーム賞も、主催者の予想を大きく上回る応募数(68作品!)を記録したようです。実は私もこのコンペに応募した一人なのですが、まさかこんなに大規模かつ熾烈なコンペになるとは想像もつきませんでしたσ^_^; 軽い気持ちで応募した私は、もはや賞の獲得を半分あきらめ、今はこのお祭りを楽しむことに徹したい気持ちです。

そんな思いもあり、本当は自分のブログでルール公開までは考えていなかったのですが、緊急アップすることに致しました。ゲーム内容についてもいろいろ書きたいところですが、まずは取り急ぎルールのみ公開いたします。トランプ1組とチップがあればどなたでも遊ぶことができますので、是非とも他の応募作品と一緒に遊んでみていただければと思います!

【タイトル】
アルセーヌ

【プレイ人数】
4人

【プレイ時間】
約30分

【ストーリー】
プレイヤーは名だたる宝石店を狙う泥棒となり、ライバルと盗みの腕を競い合います。誰か一人がポリスに捕まるまでに最も多くの宝石を獲得したプレイヤーが、伝説の怪盗“アルセーヌ・L"の名を継承できるのです。

【ゲームの概要】
シンプルなノンビッド系のトリックテイキングゲームです。宝石店を模した5枚のダイヤ札の上にあるチップを取り合います。1ディールで獲得したトリック数に対応する宝石店からチップを盗むことができます。ただし、同じ宝石店に複数人が一度に盗みに入った場合はお見合いとなり、どのプレイヤーもチップを獲得できません。また、チップが枯れてしまった宝石店にはチップの代わりにポリスが待ち受けています。そこに盗みに入ったプレイヤーはたちまち捕まり、所持チップを全て没収された上、ゲームは終了してしまいます。

【使用するコンポーネント】
•トランプ1組(ジョーカーは使用しません)
•小さめのチップ27枚(1円硬貨などで代用も可能です)

【カードの強さ】
•ランクの強さは以下のようになります。

A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2

【ゲームの準備】
•ジョーカーを抜いた52枚の札を用意します。
•ダイヤのA, ダイヤの2, ダイヤの3, ダイヤの4, ダイヤの5を抜き出し、場の中央に表向きに昇順に並べます(以後はこれらを「宝石店カード」と呼びます)。そして、それらの札の上に以下のようにチップ27枚を配置します。

◇A, 5の宝石店カード→ 各札の上に3チップずつ(1チップ、1チップ、1チップの3グループに分け、1枚の札の上に全グループを乗せる)
◇2, 4の宝石店カード→ 各札の上に6チップずつ(1チップ、2チップ、3チップの3グループに分け、複数チップのグループは積み上げ、1枚の札の上に全グループを乗せる)
◇3の宝石店カード → 札の上に9チップ(1チップ、3チップ、5チップの3グループに分け、複数チップのグループは積み上げ、1枚の札の上に全グループを乗せる)

•適当な方法で最初のディーラーを決めます。

【遊び方】
•ディーラーは宝石店カード以外の47枚の札をよくシャッフルして各プレイヤーに11枚ずつ配ります。残りの3枚の札は裏向きにして場の端に並べます。
•ディーラーの左隣のプレイヤーは、場の端に置かれた裏向きの3枚の札から1枚選択して表に向けます。もしその札が黒色スート(スペードかクラブ)だった場合は、その札を表のままにしておきます。その際はダイヤが切り札となります。一方、もしその札が赤色スート(ハートかダイヤ)だった場合は、その札をまた裏向きに戻します。その際は切り札なしとなります。
※ゲーム中、場の端の3枚の札のうち1枚だけ表向きの場合は“切り札あり”(常にダイヤが切り札)、3枚とも裏向きの場合は“切り札なし”、と目視でチェックできるようになります。

•ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。
•以下に示すような、トリックテイキングのルールに従ってプレイします(下記手順4を除き、基本的なマストフォローのルールでゲームが進行します)。

1. 可能ならば、リードされたスートの札を出します。

2. リードされたスートが手札に無ければ、どの札を出しても構いません。

3. リードされたスートのうち、最も強い札を出したプレイヤーがそのトリックに勝ちます。ただし、切り札が出されている場合には、最も強い切り札が勝ちます。

4. 勝ったプレイヤーは、自分でそのトリックを取るか、他人にそのトリックを押しつけるかを選択することができます。ただし、押しつけることができるのは、その時点で自分と同じ数のトリック(0トリックを除く)を獲得している他プレイヤーだけです。該当する他プレイヤーが複数人いる場合は、自分から見て時計回りで順番がより近いプレイヤーのみが対象となります(それ以外のプレイヤーには押しつけることができません)。
例) 時計回りにAさん、Bさん、Cさん、Dさんの順で座っています。それまでの5回のトリックで、Aさんは1トリック、Bさんは2トリック、Cさんは1トリック、Dさんは1トリックを獲得しています。6トリック目でAさんが勝利しました。Aさんは自分でそのトリックを取ることもできますが、あえてCさんにトリックを押しつけることにしました(BさんやDさんに押しつけることはできません)。

5. トリックを獲得したプレイヤーが次のリードを行います。他人にトリックを押しつけた場合は、押しつけられたプレイヤーが次のリードを行います。

•後で獲得トリック数が分かるよう、取った札はその都度裏向きにまとめて一つにし、獲得したプレイヤーの前に並べて置きましょう。
•11回のトリックを取り合い、全員手札を出し切ったら1ディール終了です。

【チップの獲得】
•獲得トリック数と同じランク(Aは1と見なします)の宝石店カードの上にあるチップを以下のルールに基づき獲得します。ただし、同ランクの宝石店に複数のプレイヤーがバッティングした場合は、それら複数のプレイヤーは全員チップを獲得できません。

◇A, 5の宝石店カード → 1チップ獲得。
◇2, 4の宝石店カード → 6チップ残っていれば1チップ獲得。5チップ残っていれば2チップ獲得。3チップ残っていれば3チップ獲得。
◇3の宝石店カード → 9チップ残っていれば1チップ獲得。8チップ残っていれば3チップ獲得。5チップ残っていれば5チップ獲得。
※獲得トリック数が0トリックか、または6トリック以上の場合はチップを獲得できません。

【ゲームの終了】
•次のディールはディーラーを左隣に移して行います。宝石店カード以外の47枚の札を全て集めてシャッフルし、配り直してください。
•ディールを繰り返していくと、宝石店カードの上のチップは徐々に無くなっていきます。
•そのうちに、1チップも残っていない宝石店が現れます。獲得トリック数がその宝石店のランクと同じになってしまったプレイヤーは、所持チップを全て没収されてしまいます(複数のプレイヤーがバッティングした場合でも、それら複数のプレイヤー全員に没収ルールが適用されます)。
•1人以上のプレイヤーが所持チップ没収となったら、直ちにゲームは終了となります(他のプレイヤーはチップの獲得を済ませてください)。終了時に最も多くのチップを獲得したプレイヤーが勝利します。同数の場合は該当プレイヤー同士で勝利を分かち合います。
※特殊ケースとして、4人全員が一度に所持チップを没収された場合に限り、そのディールはノーカウントとし、次のディールを行います。
※特殊ケースその2として、全ての宝石店カード上からチップが無くなってもなお、誰も所持チップを没収されなかった場合はそこでゲーム終了とし、その時点で最も多くのチップを獲得したプレイヤーが勝利します。

【上級ルール】
•基本ルールをある程度遊んだら、以下の上級ルールも試してみてください。よりハードな戦いがあなた達を待っています。
•1箇所以上で1チップも残っていない宝石店が現れたら、その次のディール以降は「争奪モード」に突入します。争奪モードでは以下のようなルールが追加されます。
→同ランクの宝石店に複数のプレイヤーがバッティングした場合は、チップを獲得できないだけでなく、そのプレイヤー同士で所持チップの交換をしなくてはなりません(例えば、2チップ持っていたAさんと4チップ持っていたBさんがバッティングした場合、Aさんの所持チップは4枚になり、Bさんの所持チップは2枚になります)。0トリックでバッティングした場合も同様です。もし3人がバッティングしたならば、その3人の間でそれぞれ左側にいるプレイヤーにチップを渡します。また、ゲーム終了と同じ時点でバッティングが起きた場合も、該当プレイヤーはこの交換をしてから終了になります。

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