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「ザ・トリテ」デザイナーズ・ノート(後編)

攻略セオリーの確立に伴い、大分勝率が上がってきましたが、あまり簡単にクリアできるようになると今度は逆に不安にもなりました。すなわち、一旦クリアできてしまったら目標となるものが失われ、やはりプレイされなくなってしまうのではないか?という不安です。世の中には繰り返し何度も遊ばれているゲームが幾つかありますが、良いゲームにはリピート欲求を刺激する何かが必ず仕込まれているようです。ザ・トリテは、より高い目標に向けてやりこめる要素が必要と感じました。そこで、もう一つの要素として、勝利スコアを導入することにしました。これが意外に難しく、決めるのにはかなり時間がかかってしまいましたが、最終的にはまぁ納得できる内容の得点体系が出来上がりました。実は、勝利スコアは仲間うちでも賛否あったところなのですが、スコアアタックの魅力は個人的に捨て難く、導入を決意したものです。勝利スコアは以下のような考え方に基づいています。

•最大トリック数獲得プレイヤーはより多くのトリックを取らねばならないため、ハイカードが消費されがち。→最後にハイカードを残す方がより難しい。
•最小トリック数獲得プレイヤーはトリックを取らないことを目指すため、ローカードが消費されがち。→最後にローカードを残す方がより難しい。

その後も難易度調整のためのルール微修正を幾つか行い、信頼のおける友人に校正をお願いしてザ・トリテ基本ルールが完成しました。2016年1月中旬頃、出来上がったルールをゆうりさんにメール送付しました。ゆうりさんはすぐさまそれをWebサイトにアップしてくださり、Twitterで宣伝までしてくれました。反響は意外に早く、1週間程度でプレイの感想がちらほら聞かれるようになりました。好意的な感想が多かったのでまずは一安心、というところで、私はもう一つの野望の実現に取り掛かりました。それは、「ザ・トリテのソリティア化」でした。別に誰も望んでいなかったことなのですが、私はこれこそマストフォロー練習トランプならではの遊び方、というこだわりを持っていました。なぜなら、マストフォロー練習トランプは裏向きでスートが分かるので、ダミーハンドを裏向きで置いてもマストフォローを厳密に遵守できるのです。これは普通のトランプでは絶対に無理なことなので、これを利用しない手はありません。果たして、ソリティアルールは私の中では割と無理のないヴァリアントに仕上がりました。難易度設定は、プレイ人数に対してざっくり以下のようにしたつもりです。

(難) 1人 > 2人 > 3人 > 4人 (易)

これは、人数が少ないほど遊ぶ機会が多く、繰り返しプレイする回数も多いだろうと思われたので、その分難易度を高めにしてクリアまでに要する時間を少しでも後ろ倒しできれば、という配慮です。ただ、これまでのTwitterでの感想を見ると、4人でもかなり難しいといった意見が多く、難易度調整の難しさを痛感しています。。

ザ・トリテの予想以上の好評価には様々な要因があると思いますが、やはり今回の創作ゲーム募集を企画されたゆうりさんの精力的なご紹介によるところが大きいと思います。このような貴重な機会を与えていただき感謝です。また、ほぼ同時期に「カムレッド」という創作トランプゲームの良作が発表され、ザ・トリテとともに協力型トリックテイキングゲームという一つのムーブメントを形成できたのも、非常に大きな収穫でした。この流れからまた新たな協力型トリックテイキングゲームが生まれてくると良いですよね。

今後も末長く遊んでいただければ幸いです。

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